PossumDown HARAMAKI / ポッサムダウン腹巻き

人の何とかは糾える麻の如く、と言われるが人の繋がりもまた然り。知人の知人で6人介せば世界中の見ず知らずの人に手紙が手渡せる(六次の隔たり)というものらしい。
■前振り
それのPossumDownの腹巻きとの関係だが...以前の記事で手持ちのPossumDown製品をこの備忘録に加えておいたのだが、そこで「ひつじ丸」さんという編物作家から「Possum fur 気になる..。」とコメントをいただいた。実はこの方、なかなか年季の入った山歩きの人。知り合いのカワサキさんいる某SNSでコメントなど改名前の名前を見たことがあり時々HPを巡回していたが、最近は紡ぎ&編みの人に転じてひつじ丸式として活動していることは知っていた(知人の知人2Hop)。で、そーいう人がいる予備知識で仕事の知人とランチの帰りに畑の話になり、区民農園歴7年連続を誇った私としては幕の内弁当式のチマチマ栽培を止めていずれは一面を広々と綿花の栽培をしてみたいとか言ってみたところ、実は彼が数年前に奥方の要請に応えて畑を借りて綿花を栽培した話しになり、そーいえば山のblogで知っているひつじ丸という人が紡ぐ人で..と話したら何と彼は既に面識があると言う話しにもなり、知人の知人2Hop繋がりが二重に張られていることが判明して驚いていたりした。

■Possumが紡ぐ人
そのひつじ丸さんから今年の夏にPossumDownの原毛を輸入してサンプルを作ったとメールをいただいた。私はPossumの原毛の話しは3/4ほど忘れていたのだが、ひつじ丸さんは着実に進めるお方である。というか私は興味が散漫だが、ひつじ丸式的には紡いでみたいという気持ちが強かったのでしょう。せっかく原毛から紡いだPossumDownモノが出来たと聞き、手持ちの機械編みのモノと比べてみたかったので、もしも東京に来ることがあれば拝見したいとお願いしたところ、三鷹のHiker's Depotに寄る予定があるとのことだったので即座に面会をお願いしたのは当然のこと。やがてHiker's Depot隣の喫茶店でお目に掛り試作の小片を見せていただいたが、機械編より軽いのにふっくらと嵩があり、保温効果は高そうだった。脱色していない生成の色合いが私には好ましいし、これは冬の帽子に良いなと思った。というのも、私が歩く程度の冬期の山で行動するときはオーバーヒートに気をつけないといけないが、かといって帽子の脱着が頻繁だと耳は冷えるし紛失の機会も増える。Possumは軽いだけでなく保温性も高いが厚く編まれていないので風通しも良く、被ったままで過熱時は上着のフードを上げていれば適温になり、冷えればフードを被って防風すれば温かいので重宝していたが、手編みのコレは更に良さそうに見えた。などPossumDownモノの話しで盛り上がってしまった。その中で、以前blogにPossumDownの腹巻きが欲しいと書いたが、私は腹が冷える質ではないがQuilt寝するときにどーも背中が冷えることがあるというのは何度か書いたとおりで、腹巻きというより温かい背当てがあれば!と書いたことをひつじ丸さんは覚えていてくれたようで、いずれ編んで下さるとも。何とも嬉しいお申し出であるが、先ずは帽子をいくつか仕立ててHiker's Depotに置いてもらうことを勧め、Hiker's Depotの店主の土屋さんに紹介させてもらった。私もたまには人のお役に立つようなことをする。

■腹巻きとして
秋も深まった頃、帽子も何点か納入されボチボチ売れ始めた話しを土屋さんから教えてもらっていた矢先、久々にひつじ丸さんからメールをいただいた。件の腹巻きが編み上がったので送って下さるとのこと。おおお、何ということ!腹巻き、しかも決して細身ではない私の腹巻きである、帽子何個分の毛と手間を注いで下さったことか。お店で毛糸を買うのではなく毛から紡ぎ、そこから編むのである..考えただけで気が遠くなる。
途中、糸が足りなくなったので紡ぐと連絡をいただいたが先週末に届いた!油紙に包まれ、手書きのラベルも付いているぢゃないですか。
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Bozeman Mountain WorksのUL 60 Quiltと合せるとこんな感じ。
せっかくの腹巻きであるが、上下のゴム編み二重部分にドローコードを入れて絞るか、二重にして背中だけに当てるか、ちょと使い方を考えているところ。これからは厳冬期になるのでQuitを使う機会が無くなるので、使うのは春先になると思う。
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■合点
送られたPossumDownの編物を開封して最初にハテ?と思ったことがある。見た目、羽毛状の毛が織り込まれている。面妖な?と摘みだしてよーく見たら何故に有袋類カンガルー目(双門歯目)クスクス亜目の獣毛がダウンと呼ばれるか合点した。混毛されているひつじの毛なら、私の早合点ですが...これ、Possumの獣毛が鳥類のダウンボールのように広がっているんじゃないかしら?
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一本の毛から出来ているとしたら彼らはとても凄い枝毛の持ち主だが、絡まって出来ているとも見えない。何とも不思議な毛を持つ生き物なのだと思う。不意に編み込まれたとしたら、どんだけPossumなDownが舞う環境で編んでくれたのだろう。感謝!根気と忍耐の要る仕事だったろうに。


■Snow Crashとして
三鷹でお会いしたときに本格的な製作活動の始動のお話も伺った。製品タグの案を見せていただいて名前も伺っていたのがSnow Crash。うむむ、冬のお山でCrashしたくないしなーと思ったのだが、これはひつじ丸さんが好きなSF小説のタイトルだと聞いた。ググってみたが、難解なストーリーな感じ。マークも雪の結晶を思わせて可愛らしいが、私には編物を介した人の繋がりを図案化したようにも思える。
織のタグは結構費用が掛るのに
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さすがに腹巻きは置いていないが、帽子は三鷹のHiker's Depotにある。手で紡いた糸を手編みで作ったPossum Downな帽子が他にあるという話しは聞いたことがない。軽さと暖かさに触れて見ることができる。
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■日本のガレージメーカ
今年も暮れに近づいて、ひつじ丸式SnowCrash以外でも国内でもいくつかのUL指向ガレージメーカが産声を上げた。
Locus Gear 超軽量シェルター類を手がける。試作品を見たが縫製技術は素晴らしい。素材探しも半端ではない。あれは一度寝てみたい...
Mountain Laboratory Vagabund 自由な発想と確かな技術で生み出された保温ふろしきコージーはUSモノを越えたね。買うより作る、筋金入りの人。
・ご存知T's Stoveさんは今年海外進出を果たした。

産まれたばかりの、小さいけど真摯な姿勢で作られるユニーク無比な製品たち。買うことと要望やフィードバックを寄せて広く多くの人がインキュベーションし、着実に成長していくことを願ってやみません。
がんばれー


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告知期間が短すぎるので出直します...
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by ulgoods | 2009-12-10 00:28 | 生活系
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