Carbon-Felt wick Alcohol Stove #2 / カーボンフェルト芯アルコールストーブその2

広口リシール缶を使ったCarbon-Feltミニストーブの第2弾。

前作では湯の沸く速度が遅くて使えなかったが、JSB巨匠から、もっと芯を出すようにとのご指摘を受けたのでやってみた。
芯を余計に出すためには炎と鍋底の距離を稼ぐのにストーブの高さを抑える必要があり、前作に比べて思い切って低いチビ缶を作成することになった。
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切り分けた缶の上下で、上側の縁を内側からペンチの背でしごいて少し拡幅し、中に入る下の部分はペンチで上部にだけ小さくひだを付けて口をすぼめ、両者重なったところを万力で少しずつ締め上げてゆっくり押し込んでいったところ、缶の屈曲シワは出来ずにきれいに重なった。とりあえず、底部は100円で買った台所水回り用のアルミテープを貼ってシールした。試験でOKとなったら内側をエポキシ接着剤で目止めしてやろうと思う。あまり本体の温度が上がらないようなので、というか気化のために本体缶の温度が上がる必要もない機構で燃えるので、接着剤の耐熱性も高くなくて良いかなと思っている。

適当に組み上げて昼頃にラーメンテストを行ったところ、無事に湯が沸きラーメンを食することが出来たので、食後に時間計測を行った。
・条件
ストーブ重量:24g
燃料:約30cc
水:400cc
鍋:スノピのチタンボウル
五徳:ミニトラ五徳

・結果
沸騰:6分
沸騰継続:11分まで
消火:13分
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初期水温など測っていないのでアレだが、これは使えるレベルの結果が出た!
消火は蓋を載せると火が消えるので、暫く放置してから締めつければOKだった。面白いのは、本体がアッチッチでも芯は手で触れる程度に低温であったことだ。本体も布を介して掴めば消火後すぐに蓋が出来るだろう。芯は内部に折れ曲がってしまうが、次回使うときは少し形を整えてやるだけで使えるので気にすることはない。

消えかけで炎が痩せるとカーボンに酸素が触れてカーボン自体が赤熱するが、繊維自体が燃えてしまうことはないようだ。
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燃焼中の臭いだが、不完全燃焼臭も殆ど無く(ゼロではなかった)、炎も青く、イイ感じだ。芯をもう少しだけ低くしてもいいかなと思った。炎と鍋の距離が開いた方が不完全燃焼は少なくなる。
途中で息を吹きかけたが、立ち消えを起こすことはなかった。風に吹かれてカーボン筒の中に入った炎が筒の内側で着火して燃え続けていることで火種は残り、風が収まると直ぐに回復する。

今回のテストで一発目に使用した燃料は、前回の缶に残っていたものを使った。5日経過したが、さほど蒸発はしておらず、山で日に二回使うとしたら使い残しに継ぎ足して使い続けることも可能だと思う。
少し工夫と言うほどでもないが、芯は丸めてステップラーで留めてある。芯の下部はイカの足のように長めに細い切れ目を多数入れた。これは無理矢理蓋をしてもこの部分で変形を吸収して欲しいココロから来ているが、燃料吸収の表面積も増加するので正解だと思う。高さを抑えたことで、T's stoveの五徳でも使えそうなので、一層軽量化が図れる。
一方、缶を小さくしたことで、30cc程度の燃料でも缶の中ごろまで来て、液面が見えているのはちょと気持ち悪い。内部にCFを丸めて入れて出来るだけ吸収を増やしてやっても燃え方に変わりはないだろうか?次回試してみよう。

これで使用回数を重ねても蓋から漏れが起きなければOKだ。日々湯沸かしなどに使ってみよう。また燃料代が嵩むなぁ..

今までいろいろな構造のアルコールストーブをやったが、これは簡単で信頼性が高い。本体もスチール缶で小さくて背が低いので丈夫だし工作も簡単だし。火力の調整をやろうと思うと、芯の柔らかいのを何とか芯を入れて?上げ下げする仕組みを作らないといけないが、湯を沸かすだけだったらこれで充分だな...どーせ煮込んだりしないしな。

アルコールストーブは風防を付けると本体の熱せられ方が変わって燃焼に変化が起こる。室内で単体剥き出し燃焼が素晴らしくても風のある屋外で風防を付けた途端に熱暴走で火だるまになることもあるので、もう少しテストして納得できたら山に連れ出そうか。あと、低温時にどんな燃焼をするのかも気になる。

ま、カーボンファイバーを使った蓋付きアルコールストーブの一例、こんなもんでも充分に湯は沸くという例にはなったと思う。
JSB師の着想とご指導に、またチビ缶とCFを組み合わせた先達に感謝する。



カーボンフェルトもアレだが、私も煮詰まってくすぶっている...残念。

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by ulgoods | 2009-10-17 16:40 | 燃える系
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