香港チタンペグ

チマチマと小物ネタ続きで何だが、こんなご時世、予算削減中なので...

UVライトの記載を訂正しました。
確認不足反省です。


先日、eBayでTitanium Stand for ETA Trangia Gas Spirit & Borde Stoveを取り寄せてみたが、他にも同じ売り手さんで気になる品物があったので幾つか追加した。そのショップは概ねチタン製品で、Vargo社の製品と酷似しているものだ。Vargo社も製造元は中国であるだろうから、何らかの経路で訳あり品が安く流れてきているのか?以前は中国品と言えば模造品が主で、モラルと品質には目も当てられなかったのだが、モラル方はさて置くと、最近は中国が製造元なのだから、製造技術と製造設備は本物である可能性が高い。
酷似していたのは
・Vargo Titanium Triad Backpacking Stove $29.95 + Titanium Ti-lite Mug $49.95のセットが$30程度!
・Vargo Titanium Nail Peg @$3.95*6 = $23.7が$16
・Vargo Titanium Tent Peg @$2.75*6 = $16.5が$9.99
など。
ちなみにネイルペグは国内ではVargo製が580円程度で売られており、6本として3480円、今のドル換算レートはいくらだろう?仮に95円とすると$36程度。香港物は送料$5.8だから本体$16と合計して$21.8で2071円、一本あたり345円となる。ああ、国内物は別途送料とか買いに行く手間とか要る。

とりあえず、Nail Pegとその他小物を買って、ペグは手持ちのVargo社製と比べてみることにした。
あれこれ買って送料$20は勿体ない気もしたが、USから買うとつまらない物でも$30以上を平気で請求することが多いので、それを考えるとお安いと言える。
製品は5日程度で郵便で届いた。

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早速ペグを見比べた。香港物は微妙に細くて長い。重量は6本計測して本数で割ったところ、15.17gと出た。本家は3本で48g、一本16.0gであった。香港の方が若干軽い。釘の部分は本家がφ4.85mm、香港は4.80mm(百均ノギスにて)だが、触った感じではもう少し差があるように感じられる。長さは本家が160mm、香港物が165mmであった。
というわけで、全くのホンモノが流れてきている訳ではない。
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細かい所を比べると、
・紐の結びが、本家はねじれが無くきれい、香港は無造作
・先端は本家が鉛筆削器状、香港は角度が浅く削りが長いが、先端近傍は別途角度を付けて鈍角に尖らせている。本家のオリジナルの先端構造は摩滅のため不明...
・紐を通す穴は本家は小さな角の面取り単純穴だが香港は大きく面取しており、明らかに一手間多い。紐が摩擦で痛むのを防ぐ効果が高い気がする。
・紐の質は本家が高級、香港は普通の細引きを流用。しかし、香港物は光を反射するので良いかも。
・ヘッドの形状は微妙に違う。香港の方が段差が少なく太い。削って作るなら香港の方が作成が容易っぽい。
・ヘッドと本体は溶接と思われるが、本家は凹型、香港は凸型に盛られている。
となった。
材質に関しては...私は試験の方法を知らないので、チタンと言えば焼き色だろうから、金属細工用の高温バーナーで炙ってみた。両者ともきれいなチタンの焼き色を得たのと、重量比較的に香港物もチタンであると思われる。

これらのことから、
・チタンの溶接は簡単ではなく無酸素の雰囲気中で行うため専用の設備が必要であり、少なくともこのペグを作ったメーカーも保有している。
・各部が微妙に異なるが、同じ材料、同じ程度の技術で製造されたように思える。
・紐が必要以上に安っぽいのは、カムフラージュっぽい気がする。
・本家にはない工夫が盛り込まれている。
という感触を得た。

独断的な推測だが、Vargo社の製造を請け負っている会社の下請け工場がその設備と技術を使って作ったような気がしてならない。同じ物も出せるのだろうが、いろいろ都合で少しだけ変えてみた感じだ。これは偽物なのだろうか?Vargo社のマークが入っていれば偽物だろうが、同じ材料と同じ技術と設備で作られているとしたら、モノとしては偽物とは言えない。もっと金属組成的、機械的な試験をしてみないと何とも言えないのだが、次回からこれがペグ袋に混じっていても困らない感じだ。一方、デザインが酷似とか、ライセンスがどうのという話になったら偽物というのかもしれない。が、残念ながら私はそちらの方面には詳しくないので分からない。
買う事についても、勧めもしなければ止めもしない。こういうのがあったよというだけに留めておくが、eBayの販売ページにはハッキリと
Original Price USD$3.95/@
と書いてあったので、Vargoのそれをオリジナルと呼んでいるのは明白だし、販売ページの写真はVargoのペグの写真を盗用している!
その意味では予想通り偽物を掴まされたことになる。


・蓄光細引き
ペグと同じお店でφ2mmの蓄光式細引きを見つけたので、同時に注文した。
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能書きでは
・10mあたり1 oz.
・破断強度は160lb.
・もつれにくい編みと滑らない外被でしっかり結び
・ジッパータブ、寝袋、テント、カバン用に
・15分光に晒すと3時間光る
とある。
破断強度160lbs...BPLで売っている同じくφ2mm(1/8")のAirCore Plusは破断強度が1109lbsであるから、これは純粋に衣類などに付ける用途だろう。外被を少しめくって手持ちの張り綱用途と比べてみたが、
黒がExped、オレンジ色が(どこか忘れたがUL系お店)、白が香港もの、
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内部が撚ってあって糸が少ないから弱いのね。でも、正直に強度を書いてくれているのは助かる。知らずにテントとかタープに使うと大変だ。
で、確かに少し光に当てると蛍光緑に発光するのはOK!衣類用途だと50フィートもあるので、チマチマと使い切るのに大変だ。
これはこれで良い。
2つも買ったのに、オマケで付くはずのUVフラッシュライトは同梱されていなかった...やっぱり嘘くささが拭えないのは残念。まとめで送料を値切った腹いせか?

訂正
さきほど袋の底からオマケのUVライトなるものが出てまいりました!いやー申し訳ない。認識を新たに致します。申し訳ないので少し情報を漁ってみた。
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UVかどうかは分からないが紫色のボディーで紫っぽい光が出ており、青よりUVっぽい。どこの何というLEDだろう?UVということはこれで水の殺菌ができる??って、こんな剥き出しのUV光って直視しちゃ駄目だよね...
本当に紫外線が出ているか身近なモノで試してみた
パスポートのUVで浮き上がる顔写真 OK
クレジットカードの隠しロゴ OK
1万円札の特殊印刷 OK
ユーロ紙幣の特殊印刷 OK
パスポートの隠し写真は浮かびが弱いが、カードや紙幣系はバッチリ印刷が浮き出て見えるのでUVは含まれているっぽい。とあるブラックライトのサイトでは、上記の確認は375nmではOKで395nmでは駄目と出ていた。ということはこいつはちゃんとしたやつ?
UV LED の販売サイトを見ると、500個単位でも180円以上するようだ...で、やはり直視してはいけないとある。
更に探したら同じモノが1200円で売られているのを見つけた。販売は2個単位。ボディーの色は違うがキーリングの模様まで同じだ。
  搭載LEDメーカー : 日亜化学工業
  搭載LED型 番  : NSPU510CS
375nmのUVを発するLEDだ。CR2016電池2個で直接ドライブしている。
販売サイトには
☆信頼の日亜化学工業製 紫外線LED(UV-LED)使用!
☆波長375nm(ナノメーター)のホンモノ紫外線LED! 
とのこと...EC価格案内サイトで987円でした。こんなものが能書きも付けずにアッサリとオマケだなんて。$10ですぜ!....気前よすぎ、って原価いくらだ?
あ、更にUV硬化接着剤にオマケで付いて980円みつけた。単体で190円也。やっぱりそんなもんでしょ。その他蛍光ペン屋さんとか、もー、値段めちゃくちゃ。探した者勝ちだな。
値付けとは度胸と気合の高と知る。

最近eBayで香港モノを縦覧していたのだが、この手の光り物は山ほど出てくる。以前、小ネタで書いた手回し発電2LEDライトは、ORショーでUSメーカーが発表し、発売を待って苦労して取り寄せて喜んでいたが、今となればeBayの香港モノでは驚くべき安価で大量に売られている(涙


・ミニオイルライター
Smallest Fline Starter Waterproof Lighter というもので、USのサバイバルショップの火付けキットに使われているモノと同じっぽいので頼んでみた。
これは別途...




ちょうどBPLでもMade in China - A State of the Market Reportという記事をやっている
気になっている事は似ているが、向こうは広範で格調あるレポートである


「登山・キャンプ」へ+1..Clickたも!



雑記
だいぶ前に阿佐ヶ谷ガード下のワイン屋で隣に座ったおじさんから
ガイアシンフォニー、地球交響曲三番
の券を酔った勢いで安く買いも引き出しの中で忘れていたのだが、昨日ふと見ると日付が今日なので勿体ないので観てきた。
内容は星野道夫氏の追悼(撮影直前に亡くなったため)とその他の話の取り混ぜで2.5Hという長大なものだ。星野氏やワタリガラスのボブ氏や民族移動の話は書籍等で読んでいたのでアレだが、挿話の中で出たポール・スポング博士とオルカラボの話には思わず反応してしまった。カナダのバンクーバー島近くのハンソン島でシャチの研究をしている話なのだが...10数年前、ちょうど映画が撮影された頃か?とあるプロジェクトの招集があり、渋谷の某社に集められたのだが、お題は、カナダの島でシャチの生態を研究している人がいて、ライブ映像を高速な回線で伝送して世界に公開したいのだが、どーするべ?という話であった。確か記憶上の研究者の名前はMr.スポック博士、場所はハンソン島だったから映画の人だ!島には電気が乏しく、対岸とは数キロ離れており、しかも霧深く船も通るという条件でいろいろ検討した。太陽電池、山までケーブル、やぐら立てて長距離無線LANアンテナ設置の方針だったが、まー現地を見ないと分からないねという話にして出張する気満々で、さっそく現地連絡用にと海外からモトローラの小型高出力トランシーバを4台取り寄せた。国内ではたぶん違法出力なので点けていないが...結局、いつの間にか話は流れてトランシーバーだけが残った。
最近になって別なチーム(NTT)の手になる水中動画が伝送されているようだが(http://www.orca-live.net/)、うまく流れて来ないなぁ...
行けていたら住み着いてしまったかもな、あの場所ならそれも悪くはなかったろうな...
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by ulgoods | 2009-09-14 00:28 | 宿泊系
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