Sparkie & Wetfire Tinder / ULTIMATE SURVIVAL

山でも普段の着火にはライターを使っており、発火方法や燃料の違うタイプを取り混ぜ3個ほど持って行くので火が着かずに困ったことは少ないのだが、ザックの中を見ると他に非常用に着火用具一式と非常用固形燃料と燃えかけのロウソクが入っており、まー、こと炎系に関しては保険を掛けているけど少し無駄ではないかという思いがあり、この辺の整理をしたいと思っていた目で眺めていたらULTIMATE SURVIVAL社の製品が引っかかったので、発火器(Sparkie)と固形火口(Wetfire)を入手してみた。

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こやつらの売りは、
Sparkieは
・メーカー希望重量23g(実測重量27g)で、同社の従来品に比べて半分の重量
・片手で着火可能
・ゴムグリップで操作が安定
・内蔵バネで押さえられた発火棒は360度回転可能、発火棒は本体内に収納可能
・濡れても拭くくらいで使用可能

一方、Wetfireは
・1,300°F(704°C)以上で燃焼し、無毒、無臭、無煙である
・風の影響を受けず、むしろ濡れた状態の方が長く燃える
・他の着火剤のようなベタベタの燃えかすを残さない
・包装状態で最低5年、開封状態で3ヶ月利用できる
・軽量、メーカー希望重量5.67g(実測重量3.5g)/包

というのがメーカーの主張。
両者がセットになって販売されており、効能を見ていると
・雨っぽい場所で濡れても着火できる
・片手で操作でき、風のある場所でも何とかなる
と読める。
その辺の確認をしてみたい。
Wetfireだが、Sparkieには1個しか付いてこないので、別途8個入りを2個買ったので、しばらく遊べると思う。国内でも入手可能だが、国内送料と少し割高な製品の値段を足したらe-Bayで2個買って送料込みで同じくらいだったので、通関しない危険性もあったがお願いしてみたら1W程で届いたのでラッキーだった。

その他の非常系発火セットと記念撮影
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まずは発火器(Sparkie)だが、
重量実測で27gであり、メーカー希望重量23gは発火棒を除いた重量か?と思って発火棒を外して測ったら18gなので何の重量を言っているのか分からない。ちなみにLight My Fireの発火棒はブレードが付いた状態で14g。Lite My FireとTinder-Quikの6本を防水袋に入れて21gだ。また、軍で採用されているSpark-Lite FirestarterとTinder-Quik4本セットはプラスチックケースに入れ取説付きで16gと最軽量。Sparkieは重量的には美味しくない。

で終わっては私も浮かばれないので他の利点を探してみた。
Sparkieの良いところは、片手で発火できることだろう。これは先端を固い表面に押し当てて、本体内蔵のカーバイトチップを指で発火棒に押し当てながら本体を掌で押し下げることで確実に大量の火花が出る!Light My Fireの棒ではブレードを押し当てる角度によって火花が出なかったり、通常は両手を使わないとダメ(いざとなれば足や歯を使うかも..)。押し当てる対象が無くても親指でカーバイトチップを押さえ人差し指で発火棒を引き込む動作をすることで片手で発火することができ、アルコールストーブへの着火にも使える。
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Light My Fireでも押し当てる対象がない場合はブレードを固定して発火棒を引き寄せる動作をすれば火花は出るが、やはり両手が必要だし、勢い余ってアルコールストーブを遠くに飛ばしてしまう(アルコールをまき散らしながら!)危険性があり、ちょと分が悪い。この点、Spark-Lite Firestarterは片手で握って親指で回転ヤスリを回すだけなので片手でOKなんんだが、100円ライター並みの弱い火花しか得ることが出来ず、添付のTinder-Quik以外の火口を発火させるほどの力はないのは残念。棒を削る系は単に火花が出るだけではなく、大きめに削れた粒子が火口に付着して高温を発することでしぶとく着火するのであって、単なる火花系とは趣が違う。
補足的に、Sparkieの発火棒は直径6mm程度でLight My Fireの4mmと比べて太い!これは大量の火花が得られる発火方法なので細いと回数が保たない感じなためだろう。実際、10回程度発火させたら目に見えて棒の表面が削れてしまった。このままいくと面が広くなり歯と擦れる面積が広くなりすぎて発火に力が要ったり削れ面の凹凸に引っかかり擦り動作が最後までスッパっと終わらないので困っていたが、どうやら棒を取り外して角度を変えて取り付けられるらしいのでやってみたら、再度フレッシュな角を得て気持ち良く発火することができた。

他にSparkieの良いところは...無いな...
ああ、水濡れだが、発火棒系は水を吸わないので濡れても表面を拭いてやればOK!回転ヤスリ式は、100円ライターを濡らして発火しないのと同じで濡れに弱い。が、Spark-Lite Firestarterは耐水性と謳われており、実際に濡らしてもヤスリの部分を拭いてやれば短時間で発火が回復した。ただし、雨の中でやろうとすると拭く間もないし、手から濡れが移るので辛いだろう。

ということで、
重量的には
Spark-Lite Firestarter << Light My Fire << Sparkie

火花(着火能力)的には
Sparkie >> Light My Fire >> Spark-Lite Firestarter

操作の簡単さ(発火の確実性)では
Sparkie = Spark-Lite Firestarter >> Light My Fire

耐濡れでは
Sparkie = Light My Fire >> Spark-Lite Firestarter

ということになる。
総合的にはSparkieは高得点であったが、何を重視するかで制式採用するか判断しなければならない。
Sparkie 27g、Light My Fire 16gで実に10gの差!大きいか小さいか?たかが10gとか言ってると、すぐにザックが重くなるので一考すべきだろう。Sparkieを持つことで他のモノを減らせれば文句はないわけで、片手で操作できて大量の火花が得られ、濡れても発火が得られるのだから、トイレ袋に忍ばせてあるペーパー燃やし用の予備ライターを廃してSparkieを持っても不都合がないように思える。荷物の点数が減って重量が減って信頼性が高まる方向でいきたいから、もう少し吟味が要るな。ライターは燃料も含んでいて火口が不要。火花系は良い火口がないと炎が得られないが、ライターは炎を得ることができるのが魅力。2つ持てばどちらかのガスが無くなっても何とかなりそうだし、発火方式はフリント式と電子式を持つことで大概の場面で炎を得ることができる。濡れは、非常用ならそれなりの防水対策をするのであまり問題ないし。じゃー、防水マッチを持ったら?実はマッチは擦りたての火薬が燃焼している間は風にも強い。上手く風を遮れば心棒に着火して長時間燃える。が、やはり保存や着火にちょと気を遣うし、1本で1回しか使えないのは、非常の場面では焦ると思う。

次回、相棒のWetfireを書くので、それまでには結論を出しておこう。ああ、Wetfireの相棒としてのSparkieか...
ちなみに、Sparkieは秋頃に日本市場でも手に入るという噂だ。

収納状態
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1W程、子供らと夏休みしてました...山へは行けていないです。
グズグズしてたら夏山も終わるので何とかしたいとは思ってます。

たまにはClickたもーれ!


おまけ、
小川原湖、遠くに八甲田連峰を望む。
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米軍と自衛隊の基地があり、頭上をF16が絶え間なく訓練飛行している。轟音がとどろくが、住んでいれば怒りも湧くのだが、たまに行くとこの音も少し懐かしい。象の檻と呼ばれる巨大無線アンテナが見えるが、パラボラアンテナに取って代わられて解体の予定だと聞く。

航空科学館は初の太平洋未着陸飛行機 Miss Veedol号の展示に始り、航続距離記録を打ち立てた航研機やYS-11(実機)、飛ぶ原理の体験、フライトシミュレーターなどが楽しめて、なかなか面白い。
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野外には退役した戦闘機(実機!)の展示もあり、柵の向こうは米軍基地だ。その近所には寺山修二の記念館もあり、二つ周れば1日はもつ。

今年の航空祭には米本国から神業アクロバット飛行隊のサンダーバーズが来るらしいので...混むだろうなぁ
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by ulgoods | 2009-08-18 07:04 | 燃える系
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